「おぉ!たっつん!そっちこそ元気そうだな!」隆行は、久しぶりの友の姿に笑顔を浮かべて座ると、「たっつん。Gから聞いたか?隼人が見つかったぞ。」いの一番に隼人の話題を口にした。法式豪宅そして、その言葉にはたっつんも驚いたらしい。「マジか?!」興奮を内包した明るい表情である。「あぁ。マジだ。あいつ、佐渡の実権を握っちまってるぞ。」「佐渡の実権?!はっはっは!あんな奴が実権握ったら佐渡も御終いだな!」「そうだな。はっはっは。」二人は、再会を喜ぶと共に、もう一人の友、隼人の発見に明るい声を交わし合った。「それで、早速、手紙を出しておいた。長かったけど、これでようやく皆が合流出来るな。」「そうだな。いやぁ、隆行たちの予想通り、隼人は生きてたみたいだな。」「そりゃぁ、そうだ。あのゴキブリみたいな生命力で、死ぬ訳がねぇだろう。」二人は笑い合いながら、隼人の想い出話に花を咲かせ、隼人と合流出来た時のイベントを考え意見を交わし合った。そうして、辺りが暗くなるまで隼人談義をしていた二人は、「そういえば話は変わるんだけど…。」というたっつんの一言で、全く別の話題を始めた。「どうした?」「実は、今、双嶼を拠点として動いていてな。仲間も3万人まで増えたんだけど…。」